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2008年12月5日、ウクライナとの国境近くにあるロシア・クルスク近郊の天然ガスのパイプライン=ロイター

 欧州連合(EU)の行政を担う欧州委員会は6日、液化を含むロシア産天然ガスの輸入を2027年末までに全面的に停止する計画を発表した。エネルギー供給で「脱ロシア依存」を進める一方、関税で揺さぶりをかける米国からの輸入で不足分を補い、関税交渉を有利に進めたい狙いもある。

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 ロシアによるウクライナへの全面侵攻が始まった22年以降、EUは調達先の変更や制裁で、ロシアからのエネルギー輸入を減らしてきた。

 しかし、電気代の高騰などを避けるために依然としてロシアからの輸入は続き、24年のEUへの天然ガスの輸入は全体の19%で、ノルウェーに次ぐ2番目の量を占めた。

 記者会見をしたEUのヨルゲ…

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